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【スペシャル対談】プラントベースフードがこれからの私たちに大切な理由

(左)Kay 山田 (右)鈴木晴恵

プラントベースは人々にとってなぜ必要なのか?

―鈴木先生
以前、私の講義を聞いてくれた方で食生活をプラントベースに変えて1ヶ月後には変化を体感された方がいました。プラントベースフードに変えてから、「体調が良くなった、体が軽くなった」っておっしゃっていましたね。15年飲んでいた薬が要らなくなったのです。

―Kay山田
「お肉食べないと力が出ないでしょう」とみなさんよく言うし、私もよく聞かれますが、それは全く間違い。

―Kay山田
有名な話がありますよね。昔海外の方が日本に来て、人力車の車夫さんが玄米と野菜だけを食べてるのを聞いて驚き、その方にお肉を食べさせたら、全く今まで通りの仕事ができなくなってしまい、元の玄米菜食に戻したら普通に戻ったという話です。お野菜や玄米などの日本食は持久力がすごく出ると思います。

―鈴木先生
なので、アスリートでもプラントベースフードを取り入れる方が日本でも増えてきています。本当に数日でもプラントベースフードを食べ続けていたら体感で分かっちゃうんですよね。

―鈴木先生 
あるJリーガーの選手が膝を負傷して、1シーズン棒に振ってしまったんです。またちゃんと復帰したいと思ってる中で、「ゲーム・チェンジャー」という映画を観たそうです。
その映画では怪我をしたアスリートが早期復帰を目指し、食べ物で良いコンディションを上げている選手たちを訪ねて歩きます。その選手たちはプラントベースフードを食べており、これだ!と思い、自分もプラントベースフードの食事に変えて早く復帰するというようなすごく面白い映画です。それを見たこの選手が「この食事をするには一体どうしたらよいのか」と思っているときに、知り合いの方に紹介されたのが、私が翻訳した「プラントベースホールフード食生活スタートガイド」だったのです。これはアメリカの「Plantrician Project(プラントリシャンプロジェクト)」発刊の「Plant-Based Nutrition Quick Start Guide」を私が翻訳しCHOICEディレクターの堀江雅子が日本人に合った食材とメニューに書き換えたものをPlantrician Projectの許可を得て当院HPからのみ無料ダウンロード出来るようにしたものです。(鈴木形成外科 小児科https://haruesuzuki.com/より閲覧・ダウンロード可能)
プラントリシャンは造語ですが、
「Plant・Nutrition・Physician」、“植物の栄養でお薬を使わないで病気を治す医者”という意味です。
具体的に毎日どんな食材をどう食べるのか、レストランなど外食の際や、ホームパーティーに誘われたらどうしたらよいのかなどすぐに役立つようなことが記載されています。
それを、そのサッカー選手の方は読んでその通りに実践しました。そしたら数日で体調が良くなったのが分かったとおっしゃっていました。そして1ヶ月続けた頃に私を訪ねてきて「今までは毎日練習する中で、1週間に1回トレーニングをすると次の日は筋肉痛で練習になりませんでした。いつも練習をしたら必ず昼寝をして、気がついたらもう夕方ということもよくありました。でもプラントベースホールフードの食事に変えてからは、トレーニングをしても筋肉痛にならないからよく練習ができ、練習した後も眠たくならないので昼寝をしなくなりました」とおっしゃっていました。

―Kay山田
こういった事を専門の方に話していただけるととても嬉しいです。
なかなか耳を傾けていただけないので。

―鈴木先生 
ヴィーガンやプラントベースの食事はアレルギーがある方だけが対象ではなく、全人類が対象です。そうすれば地球環境も良くなります。アレルギーがある方だけでなく、全ての人ができるだけ植物性のものだけを食べることによってその人が健康になるだけでなく、地球が汚染されなくなり人類が存続できることになります。
それを本当に急いでやらないと、もう子供の時代・孫の時代はないのです。

―Kay山田
まだまだですよね。
学校でもヴィーガンフードを食べているのは私の娘だけのようです。
他のお友達はヴィーガンを知らなくて。
そのせいか、娘のお弁当にはお野菜フルーツがいっぱい入っているから贅沢とか言われるみたいです。

流行しているプラントベースフードを取り扱うにあたって気をつけること 

―鈴木先生
極力精製しない。栄養素を捨ててしまわない。プラントベースかつホールフードということですね。
そして極力添加物を使わない。

―Kay山田
今はすごく良い商品が出ていますよね。最近よく見かける大豆ミートや豆腐ミートもすごく美味しいし、良い食べ物だと思います。あとは、普通に日本食をしていたら特別に使わなくてもできると思います。

―鈴木先生
どんな料理をしたらいいの?と思う方のために「プラントベースホールフード食生活スタートガイド」では日本人に合ったメニュー、日本で手に入り易い食材に書き換えているので、ぜひ参考にしていただけたらいいですね。

―Kay山田
こんなにもアレルギーが増えたのはやはり西洋からの食事が影響していると思います。Sweet dream雫としては、元に戻すというか、もちろんケーキを食べてはいけないとは思わないので、それでしたら植物性素材のケーキを提供して、みんな一緒に食べられる、食べても体に負担がかからないものを目指したいな、と思っています。

―鈴木先生
プラントベースのスイーツを食べたいと言っても手軽に売っていなかったり、お母さんが手作りするのもなかなか大変だったりしますしね。なのでこのSweet dream雫さんの商品は非常に良いなと思いますね。

Sweet Dream雫が目指すプラントベースフードについて 

―Kay山田
現在ヴィーガンフードやプラントベースフードは増えてきていると思いますが、小麦が使われているものがほとんどです。私はどちらかと言うとアレルギーのある方・子供さんに向けてという想いもあるので、それを含めた上でグルテンフリーのものを作り、極力添加物もなくしていきたい。
工場内に持ち込まない事はもちろん、材料に至るまでちゃんと品質管理も徹底しており、そのスタンスは崩したくないですね。

※記事内に出てくる体験は、個人の感想であり、効果には個人差がございます。

【プロフィール】

鈴木晴恵
鈴木形成外科 小児科 院長
CHOICE・cafe planet
オーナー&プロデューサー
(株)ホールフーズ代表取締役
日本形成外科学会認定専門医
アメリカレーザー医学会フェロー
京都形成外科医会会長

レーザー治療と眼瞼手術を得意とし、メディカルエステを考案・創始した美容医療のパイオニア。クリニックに栄養外来開設及びプラントベースホールフードカフェ「CHOICE」併設。
2019年度のベジタリアンアワード医学賞を受賞。
2021年「cafePlanet」開設。
2017年「The Low-Carb Fraud」を翻訳し自身の症例を加筆した「低炭水化物ダイエットへの警鐘」を出版、2020年「WHOLE」を監訳。(いずれも原本はT・コリン・キャンベル博士の著書)

GLUTEN FREE & VEGAN CAFE CHOICE
https://hs-choice.com/

Kay 山田
オレンジカウンティ・カフェ オーナー
(株)Sweet dream 雫 取締役 
株式会社 グランマムーン代表
“縁むすび “子ども食堂運営
Love leavs代表

シングルマザー 二児の母
セラピスト
Professional Advisor of Herbs

静岡生まれ
明治天皇の食に携わる曽祖父を持つ料理人の家系
ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ等で約7年間の海外生活を経て、
2009年 オーガニック・オレンジカウンティ・カフェを大阪富田林でオープン。
2020年 完全なベジタリアン&ヴィーガン・カフェへ変更。
日本へ帰国する度に増える自身のアレルギー疾患に疑問を持つ。
又最後の生活圏となったアメリカに渡米後直ぐに膠原病エリテマトーデスを発病。
ステロイドに頼らず食や漢方を含む自然治癒力を基本にした治療を選択。
その頃から日本より遥かに進んでいたアメリカのオーガニック食への興味がわく。
帰国後、日本の添加物の多さに衝撃を受けオーガニック、無添加、手作りにこだわるカフェをオープン。
同時に、アレルギー体質で食べる事が困難な子ども達へのスイーツを考案しカフェで提供。
特に日本人にあった”お米 “を中心とした他には無いグルテンフリー・スイーツ、ヴィーガン・スイーツが得意。

大阪ヴィーガン オレンジカウンティ・カフェ
https://www.occafe.net/

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